洋服のカビってショックが大きいですよね。
カビに気づくタイミングはクリーニングに出す前ってことも多いと思います。必要に迫られた時にキレイにしたい服のカビ取りするのも大変ですよね。
カビがついたままクリーニングに出してもいいものか。黒カビと白カビの対応の違いなど。
宅配クリーニングのカビに関するQ&A
Q1:カビがついたままクリーニングに出せる?
カビがついた洋服でもクリーニングに出すことはできます。
ただクリーニングはサービスの性質上、他人の洋服と一緒に洗濯されますよね。そのため見た目がヒドイ状態のまま出すと受け付けてもらえない可能性があります。
カビの表面を拭き取る場合、中性洗剤や重曹水を吹きかける⇒消毒用エタノールで仕上げる。この手順が最も有効です。
Q2:どんなカビでも取ってもらえる?
白カビならクリーニングは受け付けてもらえます。しかし黒カビの場合は受け付けてもらえない可能性があります。
というのも黒カビはクリーニングしても黒い色素が残る可能性が高いからです。黒カビを本気で取る場合、白い服なら「塩素系漂白剤」を、色や柄物なら「酸素系漂白剤」と強めの漂白が必要です。
ココに注意
ただ漂白が強まると色落ちのリスクがあります。
黒カビでクリーニングを受け付けてもらえない可能性があるのはそのためです。「黒カビの場合はクリーニングはあきらめましょう」が当サイトの結論です。
Q3:料金はいくらかかる?
例えば、宅配クリーニングの大手のリネットでは「無料のシミ抜き」の範囲内でカビを一緒に取ってもらえます。
ただしカビは表面だけではなく繊維の奥にまで菌糸が浸透している可能性があります。
繊維の奥までしっかり洗いたい場合、リネットなら「ウエット加工」で徹底して繊維の奥までクリーニングできます。料金は1着につき1,000円です。
またカンブリア宮殿で取り上げられて人気上昇中のリナビスでは、1着につき500円プラスすると「カビ抜き加工」というオプションクリーニングで繊維の奥までキレイになります。
いずれの有料オプションもただカビを取るだけではなく、殺菌や消臭の効果もあるので徹底的にキレイにしておきたい方におすすめです。
また他人の洋服と一緒にあらわれたくない方は、顧客単位で個別洗いのクリーニングをしているプラスキューブを選択肢に入れておくといいでしょう。
宅配クリーニングは出す洋服のカテゴリーや点数によって、パックで料金がお得な場合と個別の料金がお得な場合があります。
宅配クリーニングは状況に応じてお得なところを選ぶのが、賢くお金を回すためにも最適です。
宅配クリーニングのカビ|洋服にカビが生える原因
カビは空気中のどこにでも浮遊している身近な存在です。私たちの生活圏1メートル四方にもおおよそ数千個のカビの胞子が浮遊しています。
空気中のカビが洋服について見える状態になるのは、カビが育つ環境が室内に整っているからです。
つまり室内でカビが育たない条件がわかれば洋服のカビ予防にもつながります。室内では次の3つの条件が整わなければカビが育ちません。
(参照:カビ対策マニュアル基礎編-文部科学省)
カビの原因1:気温
カビが成長できる気温はおおむね5℃~35℃。冬場は暖房でお部屋が暖かくなることを考えれば、気温の条件は1年中満たしていることになりますよね。
カビの原因2:湿気
正確に言うと「水分」です。水分のないところでカビが育つことはありません。でも空気中には湿気という形で水分が含まれている以上、やはり1年中カビが育つ条件を満たしています。
カビの原因3:栄養
カビが育つための栄養とは洋服についた「汗」や「皮脂」「食べこぼしのシミ」などを指します。これらが洋服に付着したままだとカビが発生しやすくなります。
気温や湿度は自分でコントロールできない面もありますが、カビを育てる栄養は洋服をキレイに洗うことで取り除くことができます。
カビを発生させる条件を整えないためには「短時間しか着ていないから...」「ちょっとしか汚れてないから...」と汚れた洋服を放置しないことが大切です。
宅配クリーニングのカビ|自宅でできる予防法
カビの予防法1:クローゼットの中をギュウギュウにしない
マンションなどの集合住宅だと、収納スペースがどうしても限られてしまいます。
クローゼットのスペースを作るために洋服を壁に掛けておく方法もありますが、暖かい部屋では根本的なカビ対策にはなりません。光に当たって変色するスピードが早まる可能性も高まります。
温度や湿度が一定に保たれた場所で保管されるので自宅に置いておくよりも良好な環境でカビの心配もありません。洋服の多いおしゃれなワーママは保管クリーニングも検討してみてはいかがでしょうか。
メリットとデメリットの両方を知ってから保管クリーニングを利用したい方は、こちらの記事も参考にしてください。
参照記事⇒宅配クリーニングのメリット・デメリット
カビの予防法2:クローゼットの扉を締め切らない
休日で天気のいい日は窓とクローゼット開けて空気の入れ換えを行いましょう。夏場の高温時は湿度も上がりやすいので、扇風機を当てるなど風通し良くしておくことが大切です。
カビの予防法3:ビニールがかかったままクローゼットに保管しない
クリーニングから戻ってきたものをそのままクローゼットに入れていませんか。
ビニールがかかったままだと湿気が逃げ切らずに溜まりやすくなりカビの温床になってしまいます。皮革製品やウール・シルクなどの動物性の繊維には特にカビが生えやすいので特に注意が必要です。
宅配クリーニングのカビ まとめ
さいごに宅配クリーニングのカビに関してまとめておきます。
カビは表面だけ拭き取ることができても、個人のチカラでは繊維の奥まで洗うことができませんよね。
宅配クリーニングを利用すれば、出す手間もなく繊維の奥までしっかり洗えて楽チンですよ♪
とはいえ、宅配クリーニングは自分でカビを全部を処理しなくてもいい手軽さはありますが、100%完全に取れるというわけではありません。
表面的にはカビがきれいに取れても、ニオイがまでは完全に消えないケースもあります。
またカビが生えると洋服の繊維が分解され、傷んだ繊維が元に戻ることもありません。
普段から洋服をキレイにしてカビ対策をしておくことが大切です。クローゼットがギュウギュウになる季節は、保管できる宅配クリーニングに預けた方がカビの心配もなく管理も楽ちんですね。。
宅配クリーニングの保管サービスを賢く利用して、クローゼットがギュウギュウにならないようにして、カビ予防をしておきましょう。