クリーニングコラム

宅配クリーニングのトラブル回避法や現状について

宅配クリーニングのトラブル回避法や現状について

宅配クリーニングを利用する前に気になるのが、破損や紛失などのクリーニング事故。

最寄りの店舗に出すクリーニングとは違うところが、心配の要因になっていることもあると思います。

この記事では宅配クリーニングのトラブル回避法、トラブルの現状についてお伝えします。

宅配クリーニングのトラブル回避法

宅配クリーニングのトラブル回避法

クリーニングトラブルの種類

クリーニングのトラブルはおもに4つあります。

「紛失」「破損」「変色」「縮み」がクリ-ニング事故と呼ばれるトラブル。

でも通常の店舗型クリーニングでも事故が起きている事実がある以上、宅配だからという理由でクリーニング事故が起こるわけではありません。

国民生活センターがまとめたクリーニングのトラブルの問題点として、以下のことが指摘されています。

(1)クリーニングは、消費者の目の前で展開されるサービスでないことからトラブルの原因の特定が難しく、また、クリーニングに対する店側、消費者側双方の認識が微妙に異なるため、トラブルとなり、消費生活センター等への相談となると考えられる。

(2)相談内容でトップの「紛失」の原因は、ほとんどが店頭での仕上がり品の受け取りの際、店、消費者双方が確認せずに、消費者が自分のものではないものを持ち帰ってしまうことから発生する。

国民生活センター:クリーニングサービスのトラブル防止のために

通常のクリーニングと宅配クリーニングの違いは自分でお店に出すか、宅配業者さんを通して出すか。顔が見えるか見えないか。近いか遠いかの違いです。

この違いを埋める方法は3つあります。

トラブル回避法1:出す前の状態をしっかり把握すること

シミなどがついている気になるとことはもちろんですが、問題ない箇所も写真を撮りましょう。

特に生地に厚みのある縫い目の部分はドライクリーニングの溶剤でシミになることもあります。

お互いの認識のズレをなくすためにも、クリーニングに出す前の写真は必ず撮るようにしましょう。

トラブル回避法2:返ってきたときに必ずチェックすること

クリーニングから戻ってきたらそのままクローゼット行きになっていませんか。

宅配でも店舗型でも、クリーニングから戻ってきたらビニールを外してチェックするのはトラブル防止の基本です。

宅配クリーニングの場合、クリーニングの再仕上げの料金を無料にしているところがほとんど。

ただ対応期間が1~2週間以内と、期限付きなので戻ってきら「必ず」「すぐ」チェックしましょう。

その際、タグはその店でクリーニングをした証明書になります。絶対に外さないようにしてくださいね。

また宅配クリーニングはダンボールで届くため、シワがないかもチェックしてください。とはいえ、宅配クリーニングが敗目手の場合、どんな梱包をしているのかがわかりませんよね。

別ページでは宅配クリーニングの梱包を画像付きで紹介していますので、そちらもご覧ください。

トラブル回避法3:保証がしっかりしているところを選ぶこと

クリーニングトラブルはないのがいちばんですが、「顔が見えない」「距離が遠い」からこそトラブル対応はしっかりやってもらいたいですよね。

宅配クリーニングを利用する際は、ホームページを見たときに、「保証のことをわかるところにしっかり載せているかどうか」も選ぶ基準のひとつになります。

宅配クリーニング会社はネット系でもたくさんありますが、リネットはクリーニング事故への保証についての記載がわかりやすいところに掲載されています。

宅配クリーニングは事故対応のわかりやすさも大切です。

これから宅配クリーニングを検討されている方は、事故保証の記載に明るいリネットを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

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宅配クリーニングのトラブルの現状

宅配クリーニングのトラブル|現状について

クリーニングはトラブル相談が多い業界

結論から言うと、「宅配クリーニングだから」という理由で、破損や紛失などのトラブルが起こるはありません。

宅配クリーニングがほぼ存在していない2007年からの3年間。国民生活センターに寄せられる相談の中でクリーニング業界への相談割合は3年連続1位です。

相談内容の中で最も多いのが紛失によるトラブル。

クリーニングのトラブル

参照元:PIO-NET 消費者被害の現状より

紛失はまずタグのつけ間違いで起こります。また引き渡しの際、店側の取り間違いとユーザー側の未確認によっても起こります。そのままクローゼットに収納すると、次に着用するまでは気づきませんよね。

紛失を防ぐにはユーザーである私たちも、受け取るときの確認が必要です。これは宅配クリーニングで商品を受け取ったときも同じことが言えます。

クリーニングトラブルは減少傾向

そんなクリーニングのトラブルですが近年は減少傾向にあります。

国民生活センターによると、クリーニングに関する相談件数は、2012年度 6,083件、2013年度 5,917件、2014年度 5,912件、2015年度 5,678件、2016年度 4,693件で、減少傾向にあります。

一方、ネット社会の発展に伴う新サービスであるインターネットを通じて注文するクリーニングサービスに関する相談件数は、2012年度57件、2013年度56件、2014年度182件、2015年度194件、2016年度123件であり、2013年度から2015年度までは増加傾向にありましたが、2016年度は減少しました。

宅配クリ-ニングと店舗型のクリーニングの違いは、「自分でお店に出向く」か「宅配業者さんが出向いてくれるか」の違い。もちろん「近い」か「遠い」かの違いもあります。

ただ洋服を預けた後はクリーニングしているところを見ることってありませんよね。

そう考えると、宅配クリーニングだから心配というのもちょっと違う気がします。実際に宅配クリーニングを利用した方の多くはサービスに満足しているデータもあります。

参照:クリーニングに関する意識調査⇒宅配クリーニングの利用経験は1割も90%以上の方は良かったと回答

宅配クリーニングは同じクリーニングです。食わず嫌いになることなく便利に利用して自分時間を増やしていきたいですよね。

宅配クリーニングのトラブル回避法と現状のまとめ

さいごに宅配クリーニングのトラブル回避法と現状についてまとめておきます。

トラブル回避法

  • 出す前の状態をしっかり把握すること
  • 返ってきたときに必ずチェックすること
  • 保証がしっかりしているところを選ぶこと

トラブルの現状

  • クリーニングはトラブル相談が多い業界
  • ただクリーニングトラブルの相談件数は減少傾向

以上、宅配クリーニングのトラブル回避法と現状についてお伝えしました。

宅配か店舗かに関わらず、クリーニングはトラブル相談が多い業界。

であれば、ユーザーの私たちは万が一トラブルが起きた際に、事が大きくならないように対処するしかありません。

宅配クリーニングはただ便利になったのではなく、その便利にもひと手間かけることが必要だとわかりました。

とはいえ、店舗を往復するよりは断然便利なので、トラブルを大きくしないひと手間をかけて、賢く宅配クリーニングを利用していきたいですね。

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